重なる季節

2004年1月14日
プロドリフトドライバーの、・・・さん(名前、忘れた。)
のインタビューを、TVニュースで見て。

わたしから手を離し、消えてしまった人を思い出した。

そうだ、1月だ。
いつかの1月、彼との時間が流れ始めたんだ。

思い出の中にキレイに保存されている彼を、
ズルズルと引っぱり出して眺めた。


彼には、たくさんの可能性があった。

もし、彼がわたしの手を離すことが出来ない人だったら。
もしも、彼とアノまま一緒に居たら。
わたしは、彼を引きずり下ろしていたかも知れない。
彼の才能も、可能性も。奥深くに埋めていたかも知れない。

わたしが、見たことのない。彼の可能性。

*****

ヒトツ、季節が変わるまで。
わたしの中に、彼との時間は強く残っていて。

春が、過ぎるまで。わたしは、また。
重なっていた時間をなぞって過ごすのだろう。

わたしは、この先。
彼を、丁寧に保存したまま。
他の誰をも、引きずり落とさないように。

ズーッと、独りで居るのかなぁ。

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