無常さんの日記を拝見して。

8月12日。部活の合宿を終えて、
「彼らが真っ直ぐに伸びていってくれることを願う。」
という、無常さんの気持ち。

真っ直ぐという言葉が、当てはまるのかどうかは分からないけど
わたしも、小学生達と3日間過ごして。同じことを願いました。

可愛らしくて愛しい彼らは、家族と過ごせず施設に暮らしています。
夏休み中「帰省」するところもなく、エネルギーを持て余している彼らは
見ていて痛みを覚えるほど、ドンドン曲がっていきます。
持って行き場がない感情を、暴れて吐き出そうとする幼児さん。
職員の指示を無視して、駄目だと言われるほど強固に続ける違反行為。
目が合う人すべてに「抱っこして！」とせがんだり、
「もうイヤだー！ヤダー！！」とだけをひたすら叫びつつけたり。

中学生は、さらにエスカレートしていて。
行く先々で万引きを繰り返し、近所中から十数万の衣類や雑誌を盗んだり
小学低学年の児童が居る中、押入を使い性的逸脱行為を繰り返したり。
入ったばかりの職員を掴まえては暴言を浴びせ、職員の人生まで否定する。
「オマエらみたいな甘えた奴らに、俺の気持ちは分からない！」と。

・・・だったら、分かってもらいたいとは思わないの？
辛くて、話を聞いて欲しいのなら、伝え方を知ろうと思わないのかなぁ。

＊＊＊

先日。性についての指導書を、児童用と指導者用に分別、という仕事をした。
包皮の剥がし方や、自慰行為の正しい（？）方法から
「初めてでも、たった1回でも、気持ち良くならなくても、
　嫌いな相手でも、望まない行為だったとしても。
　性行為には、妊娠の可能性があります！」という注意指導。

驚いたのは、高校生に「避妊率」の統計をとっていること。
・・・そうなんだよな。高校生が、統計を取る対象になるんだな。
あぁ、そうだった。コレは、小中学生に指導する書類だった。

単純な作業だったのに、なんともいえない疲労感を味わいました。