動けない。

2004年9月18日
逃げるように帰路に着いて、一人になってから色々考えて。
『あの時、こうすれば良かった。』と嘆いても、遅いのに。

***

隣に座った彼に、触れたいと思った。から、少し触った。
彼と、話がしたかった。から、わたしが覚えている
数ヶ月前に話したときのことを、掘り返して。
わたしが、かき集めた彼の情報を、確認するように聞いた。

彼にとって、数ヶ月前の話なんて古過ぎて記憶に無かったのかも知れない。
かき集めた情報は、ただの噂やデタラメがあったのかも知れない。
わたしが、つまり彼と関係のない人間が知ることではないことも、あった。

彼は、怒りとも困惑とも悲しみともつかない顔をした。
彼の表情の変化は、わたしには「憤り」だと感じた。

せっかく、彼の隣に座れたのに。
やっと、彼との接点を持てると思ったのに。
彼のことが知りたかった。少しでもイイから、彼に近付きたかった。

彼は、知って欲しくなかっただろうし
わたしに、近付いて欲しくなかったのかも知れない。
・・・あの場で、そんな話をされたくなかったのだろう。
わたしにとっては、彼と二人で話せる場。だけど、
彼にとっては、付き合いで飲んでいる場。だったのかも知れない。

また、周りが見えなかった。情けないことに、フォローも出来なかった。

***

気になる相手に、「気になる」と示すのが難しい。
何も考えずに「好きだ」と口にしていた頃のことを、思い出せない。

何をしても、わたしの身勝手な行動でしかないように感じる。

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